最近、全国的にお化け屋敷風の居酒屋が増えているようです。
どうしてお化け屋敷風居酒屋がこんなにも受けているのか解明すべく、元祖お化け屋敷居酒屋と呼ばれている「赤羽霊園」をご紹介します。
また、全国のお化け屋敷居酒屋も合わせて紹介していきます。
◆すでに看板から興味をそそられる赤羽霊園◆
元祖お化け屋敷居酒屋「赤羽霊園」の外観はお化け屋敷そのものです。
プロっぽい洗練された感じではありませんが、どことなく文化祭のお化け屋敷を思わせる完成度がまたいい味を出しています。店内のお化けたちは店主が手作りしているそうです。
赤羽霊園の看板には「天空より生首落下、あなたは耐えられるか」「座敷牢完備・妖怪料理あります」と書かれており、おもしろいもの好きな人ならもうそれだけで吸い寄せられるように店に入ってしまうのではないでしょうか。
◆居酒屋の多い赤羽で目立つために始めたお化け屋敷居酒屋
赤羽は日本で一番居酒屋が多い激戦区。それで普通の店ではだめだということで、今のようなスタイルになったのだそうです。
きっかけはお子さんと後楽園のお化け屋敷に行ったときに、「こういう居酒屋あったらおもしろいな」とひらめいたらしい。
驚いたことに店主はお化けが苦手なのだそうです。
「急に出てきたらこわいよ」と言っていますが、驚かすのは得意なのですね。
13年以上前からお化け居酒屋をやっていて、マスコミに取り上げられているうちに、同じようなお店が増えてきたといいます。
◆面白いしかけがいっぱい、でも気が抜けません
看板に書いてある通り、生首が落ちてくるし、時々看板も落ちてきます。
店主いわく、ぶつかる直前で止めるのが熟練の技だそうです。落ちてくるかもとわかっていてもギャーと叫んでしまいます。
料理も「ぬりかべ」「髪の毛」「目玉のおやじ」などユニークですが、ちゃんとした料理を見た目それっぽくアレンジしてあるという感じです。
女性は飲み放題2,000円、男性は2,500円とリーズナブルです。
仏具に入った柿ピーもついてきます。お客さんはこの店の雰囲気が好きという常連さんが多く、店のしかけに一緒に驚いたりしてお客さん同士の会話もはずみ、お化け屋敷なのにアットホームな雰囲気を醸し出しています。
◆全国にあるお化け屋敷風居酒屋
<ザ・ロックアップ>
監獄風居酒屋で、料理は監獄にちなんだアレンジがされています。
赤羽霊園とは違ってプロの手による内装です。店の入り口に入ると「主犯格はどちらですか?」と聞かれ、代表の人は手錠をかけられて席まで連行されます。
普通の料理もありますが、ビーカーや試験管型のコップに入ったカクテルは「麻薬中毒」「人体実験」など危ない名前が付けられています。
怖いアトラクションも催されているようです。近頃どんどん全国に広がり、北海道から九州小倉までチェーン展開していますので、あなたの街にももう開店しているかもしれませんね。
<監獄IN食41房>
愛知県で最も有名なテーマ居酒屋として名高いのがこちらのお店です。
内装は監獄風で、食事は「カエルの太ももから揚げ」「わにの前足から揚げ」など見た目グロテスクなゲテモノ料理もあります(普通の料理もあり)。
死に神のかっこうをした脅かし要員が席を巡回してくれる他に、1日1、2回ホラーショーもやっています。